前回の記事からの続きです。
続きは予定していなかったのですが、備忘録として残しておきたくなったため、その2を追加しました。
主に、氣の出し方についてまとめてあります。
興味のある方はご覧ください。
「『氣の威力』その1」はこちら↓
著者の藤平光一さんです。
心身統一合氣道会のHPより画像をお借りいたしました。
ありがとうございます。
こちらのHPによりますと、
1974年に氣の原理(心が身体を動かす)に基づいた心身統一合氣道を、藤平さんが創見されたそうです。
『氣の威力』藤平光一 著
(p48)
心身統一とは、心と体が一つとなり天地の氣と交流している状態である。
(p52)
合氣道の技を行うには、まず自分の心をコントロールしなければならない。
自分の心をコントロールできずに、人の心を導くことなどできるわけがない。つまり、合氣道でも大切なのは、心身統一なのである。
(中略)
合氣道の目的とは、その技を通じて天地の氣と交流し、人間が本来もっているすばらしい力をみがくことにある。輝かしい、健康な人生を歩むことにある。私が氣の原理に基づく合氣道、「心身統一合氣道」を創立したゆえんも、じつはそこにある。
では、どうやって心身統一をするのかということになってきますが、
「心身統一の四大原則」を確立されておられます。
(p58)
心身統一の四大原則とは、
一、臍下(せいか)の一点に心をしずめ統一する。
二、全身の力を完全に抜く。
三、身体の総て(すべて)の部分の重みを、その最下部におく。
四、氣を出す。
(p61~62)
「臍下の一点」とはどこか。
まず静坐(心をしずめて行う正座)の状態から一度、腰を上げて立てひざになってほしい。次に肩と腕の力を抜く。それから軽く腰を下ろす。このとき重みを足のかかとのほうにかけてはいけない。そして、もう一度肩と腕の力を抜く。このとき、全身の重みは体の最下部にあるわけだが、上体の重みが落ちつくのは、ヘソから下、10センチぐらいのところである。昔から「ヘソ下三寸」と呼ばれてきたところだ。
この一点を指で押さえ、下腹に力を入れてみる。もし、力を入れることができたら、その一点は高すぎる。もう少し下に、力を入れようとしても入らないところがある。そこが臍下の一点である。ここに心をしずめるのである。
臍下の一点は、肉体的な力を入れようと思っても入らないところであるから、ここに心をしずめると、全身の力を抜くことができる。これが本当のリラックスである。
(中略)
上体の重みが落ちつくところがヘソの下の一点にある、と思うだけで十分だ。無理に意識しなくても、臍下の一点はここにある、と思っていれば、自然に心はしずまり、統一体となる。
(p77)
第一の原則ができれば、第二の原則もでき、また第三の原則も自然にできるようになる。
では第四の原則「氣を出す」はどうしたらよいのでしょうか?
そこが知りたいところ😃
(p77~78)
輝かしい人生を歩みたかったら、強氣になること、つまり氣を出すようにすることである。
「そんなすごいことが私にもできるのだろうか」という人が多いが、簡単である。「氣が出ている」と思うだけでいい。そうすれば氣は出るのである。
氣を出すために、特別なことはしなくていい。「氣が出る」と思った瞬間、氣が出ている。言葉をかえれば、これは心を積極的に使うということである。「心が体を動かす」のであるから、心ができると思えば、そのとおり体が動いて、いままでできなかったこともできるようになる。
(中略)
ありのままの状態、すなわちすべてを天地に任せきった状態になっていれば、氣は出ているのである。
氣が出ているかどうかがわかるテストも掲載されています。
わたしは氣について初心者ですので、まずは「臍下の一点」を意識するところから始めてみたいと思いました。
そして、「氣が出る」と思うことにします。
思うだけで出るって、すごいですよね😆
今、早速やってみました。
臍下の一点に心をしずめ統一し、「氣が出る」と思う。
「氣」の字の通り、「米」のように氣が自分の中心から八方に広がっている状態をイメージしてみました。
とっても、簡単です。
すぐできます。
氣が付いたらするっていうスタンスでやっていきたいです😊
藤平さん、素晴らしい教えをありがとうございました。
「氣」を出して、輝かしい人生を送ります❗❗