十数年間行きたいと思い続けていた安野光雅美術館へ、やっと行ってまいりました😆
JR津和野駅から徒歩すぐのところです。
重い腰を上げたのは、こちらを鑑賞するため。
安野さんは2020年に94歳でお亡くなりになったのですが、2022年1月に『旅の絵本Ⅹ』オランダ編が出版されており、その原画展が開催中であることを先月知ったのです。
詳細はこちらの記事をご覧くださいませ。
わたし自身2019年にオランダへ行って以来オランダが大好きになり、自分が旅した風景を安野さんの原画で観られるという、またとない機会でした。
これは絶対に逃してはならないと思い、情報を得た後すぐに旅の計画を立てました。
安野さんの美術館に行くだけでも嬉しいのに、自分が大好きな風景を安野さんの作品で、しかも原画で観られるという幸せ。
なんとも贅沢💖
オランダ・アムステルダム中央駅です。
2019年撮影
『旅の絵本Ⅹ』オランダ編の表紙になっています。
『旅の絵本Ⅹ』オランダ編だけでなく、『昔の子どもたち』の展示もされています。
『あいうえおの本』の展示も。
『あいうえおの本』は『旅の絵本』や『昔の子どもたち』とはまた違った画風で、リアルなんですよね。
やきいもの上の作品の「や」の文字のまわりには
やかん、やじろべえ、やすり、やぶがらし、やまのいも、やまぶき、やり
が描かれています。
大変細かく丁寧に描かれていて、じっくりと時間をかけ楽しむことができます。
美術館の中に入りました!
安野さんのお写真です。
安野さん、やっと津和野に来ました!
もう安野さんはおられないと思っておりましたが、こうして出迎えてくださり感無量です。
ありがとうございます。
美術館の方のお話では、生前に年に1度はこちらの美術館を訪れていたそうです。
作品はどれも素晴らしかったです。
わたしが一番印象に残っているのは、「アムステルダム中央駅」の作品です。
安野さんが「美術的建築物としてはこのアムステルダム中央駅が最高なのではないかと思います」と絶賛していた建物だそうです。
絵本で観たのも良かったのですが、原画はその何倍も良かったです。
全然違いました。
印刷物が原画を超えることは、やはりありませんね。
遠くても本物を観に行く価値は十分にあります。
また原画だと、絵本ではわからなかった鉛筆の下書きのあとも観ることができます。
試行錯誤して仕上げた様子が伺えました。
本当にそこに安野さんがいらっしゃるような、確かに安野さんが描いたという感じが原画から感じられました。
わたしが来館したのは平日だったので、人も多くなく(途中まで貸切だった)ゆっくり鑑賞することができました。
先へ進んでも何度も戻って、また観たい作品を何度も何度も心ゆくまで鑑賞しました。
こちらは別館の『昔の教室』です。
館内には撮影用のパネルもあります。
わたしの身長よりも高く、一緒に撮影することができます。
この度安野光雅美術館に行き、大変幸せな時間を過ごすことが出来ました。
安野さん、たくさんの素晴らしい作品をありがとうございました。
いつか、また来館したいと思います😊
島根 津和野・山口・広島 一人旅②に続く!