発売された『虹の谷のアン』が届きました♪
「赤毛のアン」シリーズ 第7巻
虹の谷のアン
松本侑子 訳
文春文庫
2022年11月8日発売
これまでの松本侑子訳のシリーズはこちら
表紙のイラストも可愛いです♪
赤毛のアンをはじめとする「アンシリーズ」は、今までにいろいろな方が訳されています。
その中で、松本侑子訳の最大の魅力は
解説(訳者によるノート)が尋常じゃなく詳しいところだと思っています。
また、一言一句丁寧に訳されている点も特筆すべきところです。
作者のモンゴメリはカナダの小説家で、
1874年11月30日に生まれ、1942年4月24日に67歳で亡くなっています。
和暦でいうと、明治7年から昭和17年を生きています。
アンシリーズの舞台はカナダで国も違いますし、時代も違い、当時どのような生活を送っていたのか、現代のわたしにはわかりません。
そこも松本侑子さんは詳しく解説してくださっているので、時代背景(政治、宗教、文学等)や生活様式などを知ることができ、深く物語を理解することができます。
村岡花子さんの訳でアンシリーズは読みましたが、松本侑子さんの超詳細な解説とともに改めて読むことで、さらにアンの世界を楽しむことができるのです。
巻頭には訳者撮影の写真が掲載されています。
アンシリーズは小説ですが、実際の風景や建物を観ることで、より身近に感じます。
本文:pp.11~413
解説(訳者によるノート):pp.414~465
訳者あとがき:pp.466~490
「訳者によるノート」や「訳者あとがき」のページ数が多いです。
松本侑子さんの研究熱心なお姿には頭が下がります。
数年前に行った、松本侑子さん企画、同行のカナダ赤毛のアンツアーは、生解説もとても詳しく、アンの世界を満喫することができました。
当時、松本侑子訳のアンシリーズは集英社文庫から3巻発行されていましたが、第4巻発行の目処は立っていませんでした。
ずっと4巻目を待ち望んでいたので、のちに文春文庫からのシリーズ発行を知った時は、大変嬉しく思いました。
そして、今回7巻目です。
読書の秋に、松本侑子訳『虹の谷のアン』を満喫したいと思います♪
松本侑子さん、ありがとうございます😊
『虹の谷のアン』にブックカバーを付けました♪
『虹の谷のアン』試し読みできます↓