4月18日放送
NHK『阿佐ヶ谷アパートメント』の37歳男性の言葉が胸に響きました。
舞台は、阿佐ヶ谷姉妹が大家を務めるアパート。年代も性別もバラバラな個性豊かな住人たちと、令和ニッポンの価値観をテーマにしたVTRを見て、ゆる楽しくトーク。“当たり前”をちょっとだけ広げるエンターテインメント番組です。
(公式HPより)
番組の「はじめましての二人旅」のコーナーでのお話です。
二人旅の一人目は
昨年2021年全国高校生ボディビル選手権で優勝したという、ボディビルダーの19歳男性 坂本さん。
今春から大学生です。
「ウエイトトレーニングの世界しか知らないので、それ以外の世界も見てみたいなという気持ちはありますね」と坂本さん。
世界を広げるために、はじめましてのキャンプの二人旅にやって来ました。
キャンプのお相手は、視覚障碍者の37歳男性 片岡さん。
全国の舞台で活動する和太鼓奏者です。
筋肉に自信があり、ボディビルダーにも興味津々。
二人は初対面です。
キャンプなのでテントを組み立てますが、テント設営時、19歳の坂本さんは37歳の片岡さんに頼りっぱなしでした。
料理は坂本さんが主に担当されました。
そんなお二人の、食事が終わってからの会話です。
37歳片岡さん
「”できない”を共有する機会ってそうそうないから、なんか良かったなという感じが」
19歳坂本さん
「ボディビルのこと以外何もできないなと思いました。
ひとつのことに特化しすぎてたのかなって。
不安になるってことは、まだ子どもなんだなって思いました。」
37歳片岡さん
「それでいんじゃないの。
そういうでこぼこ具合が人の魅力だと思うんだよね。」
19歳坂本さん
「大人になりたいなっていう氣持ちがどうしても」
37歳坂本さん
「一足飛びにはなれないよ」
でこぼこ具合が人の魅力
本当にそうですね。
欠点っていけないもののように思ってしまいますが、それも含めて魅力。
もちろん欠点は見方によっては長所にもなり、自分では欠点と思っていることでも他人はそう思ってないこともよくありますね。
そして、19歳の坂本さんは大人になりたい氣持ちが抑えられないようです。
坂本さんに限らず、今の自分じゃなく何かになりたいという氣持ち、多くの人が普通に持っているのではないでしょうか。
わたしも何かになりたくて、それが何なのか随分探しましたが、何にもなれず今に至っています😅
結局、自分以外の何者にもなれなかった。
今ここにいる自分がわたしでした。
今の自分を活かして生きていくためには、自分の特徴を知る必要があります。
すでに今、自分が持っている自分の良さに氣付いていきたい。
ただ自分の良さって、自分では当たり前すぎてそれが長所であることに氣付かないんですよね。
だけどふとした時に「これってわたしの特徴なんだな」と思うこともあります。
今回番組を観て、自分は自分以外の誰にもなれないし、欠点を含めてわたしなんだなということを改めて感じました。
素敵なお話をありがとうございました😊