渋谷駅を利用した時は、時間をとってこちらの作品を鑑賞します。
設置場所
こちらをよく通る方は、きっとお馴染みのことでしょう。
岡本太郎さんの作品を、いつでも観られるっていいですね♪
撮影したのは2022年6月なのですが、わたしのほかには立ち止まって鑑賞している方は誰もいませんでした。
いつも通るところなら、きっと空気のように当たり前に存在しているのでしょう。
なんとも贅沢💖
わたしは滅多に来られないので、写真を撮ったり肉眼でまじまじと観たりして、ゆっくり鑑賞させていただきました。
『明日の神話』(あすのしんわ)
長さ30メートル、高さ5.5メートルの巨大壁画『明日の神話』は、岡本太郎がメキシコシティに建築中のホテルから依頼されて、1968年~1969年に制作されたものです。
しかし、依頼者の経営状況が悪化し、そのホテルは未完成のまま人手に渡ります。壁画はその際に取り外され、メキシコ各地を転々とするうちに行方がわからなくなりました。2003年、メキシコシティ郊外の資材置き場に保管されていた無惨な状態の『明日の神話』が、岡本敏子によって奇跡的に発見されます。
描かれているのは原爆が炸裂する悲劇の瞬間です。しかしこの作品は単なる被害者の絵ではありません。人は残酷な惨劇さえも誇らかに乗り越えることができる、そしてその先にこそ「明日の神話」が生まれるのだ、という岡本太郎の強いメッセージが込められているのです。
『太陽の塔』と同時期に制作され、“塔と対をなす”といわれるこの作品は、岡本太郎の最高傑作のひとつであり、岡本芸術の系譜のなかでも欠くべからざる極めて重要な作品です。しかし、残念なことに、長年にわたって劣悪な環境に放置されていたため、作品は大きなダメージを負っていました。そこで、(財)岡本太郎記念現代芸術振興財団は、この作品を日本に移送し、修復した後に広く一般に公開する『明日の神話』再生プロジェクトを立ち上げました。
2005年、日本に輸送。愛媛県に修復作業が始まりました。2006年6月に修復が終わり、完成から37年、発見から3年の歳月を経て、再び『明日の神話』はその輝きを取り戻しました。2006年7月汐留にて初めて行われた一般公開では、50日間という短期間の中で述べ200万人の入場者が集まりました。
2007年4月27日~2008年6月29日東京都現代美術館で特別公開され、2008年3月に渋谷に恒久設置することが決定、同年11月17日より渋谷マークシティ連絡通路内にて公開が始まりました。
設置意図
『明日の神話』を渋谷に招聘したのは、古き良きものと先端が共生する街、東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線、京王井の頭線、東急東横線・田園都市線のターミナル駅として、人・モノ・情報を街に運び、街と街、人と人を繋ぎ、伝統とサブカルチャー、デジタルとアナログ、様々な顔をもつ渋谷は、岡本太郎の聖地である南青山へと続き、時空を超えて、思いを語り継ぐ場所。人々のエネルギーを受け止める事によって増幅される『明日の神話』の不思議な力が街を行き交う一人ひとりに、未来へ向かうエネルギーとなって戻ってくる場所を提供できるのは、「渋谷」「しぶや」「SHIBUYA」だけです。人々が往来する公共的空間に恒久設置し、新しく生まれ変わる渋谷のエネルギーと重なることでさらに力を増し、それによって『明日の神話』は東京の、そして日本の最高の文化的シンボルのひとつになり得るものと確信しております。
渋谷駅に設置されたのは、このような意図があったのですね。
渋谷駅で『明日の神話』を鑑賞する前は、岡本太郎さんにそれほど注目してなかったのですが、鑑賞後は注目するようになりました。
いつか川崎市岡本太郎美術館(神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5)に行ってみたいな~と思っていたら・・・
大阪で展覧会が開催されるというミラクル(!)が起こりました。
(わたしは兵庫県在住です)
しかも、史上最大のTARO展だそう!
岡本太郎さんの展覧会を開催中。
(2022年7月23日~10月2日)
チケットは日時指定制(30分ごと)
大阪の後は、東京や愛知でも開催されるようです。
しかし、まだ行っておりません😅
神戸だったら行っていると思いますが、大阪かぁ(ちょっと遠いな~)と思いまして・・・(え?)
暑いしな~とか😅(ええ?)
しかし、開催期間はあと少し!
氣が向いたら行きたいと思います😊
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後日行ってきました♪
1996年に84歳で亡くなるまで、岡本太郎さんのアトリエ兼住居だった岡本太郎記念館にも、いつか行ってみたいなぁ
(東京都港区南青山6-1-19)