前回、稲垣えみ子著『もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓』をご紹介しました。
その実践編ともいえるのが、こちらになります。
『レシピがいらない! アフロえみ子の四季の食卓』
稲垣えみ子 著
第5回料理レシピ本大賞【料理部門】エッセイ賞受賞の
『もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓』
待望の第2弾!
四季折々の食材を使えば、一汁一菜でもバリエーションは無限。
一年間のリアルな食の記録を、たっぷりの写真と共にお届けします。
作ってみたくなる、アイデア料理が全40品。
もちろん、大さじ◯杯、などの表記はないので、
エッセイを楽しく読みつつ、気楽に試していただけます。
アフロえみ子の食卓に欠かせない、
ぬか漬け、梅干し、味噌の手作りの仕方も載ってます。
この一冊で、食生活ががらっと変わります!
こんな食べ方あったんだ! 驚きの調理法を一挙公開。
(Amazonより)
『もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓』では
「食の断捨離」というワードに衝撃を受けました。
食はもっとシンプルでいいんだと教えていただきました。
どのように実践すればよいか、さらに詳しく書いてあるのが『レシピがいらない! アフロえみ子の四季の食卓』です。
本の表紙、裏表紙の食卓をご覧ください。
なんとも美味しそう~💖
アラフィフ世代のわたしは、こういうご飯を食べたいんですよね。
小学生の頃のわたしならがっかりしたと思いますが(失礼!)、今のわたしの身体はこういうご飯を求めてます。
ただ、わたしのイメージしている「シンプル」とは違って、彩りも綺麗。
シンプルといっても、「納豆ご飯だけ」とかじゃないんですね😅
裏表紙のほうなんか、おかずが5品もあります。
作り方はシンプルかもしれませんが、わたしにはご馳走に見えます!
是非食べてみたい!
そんな感じで、全40品紹介されています。
こちらのシリーズ、文庫本も販売されています。
売れてるんですね。
料理が参考になるのはもちろんのこと、稲垣さんの生き方、考え方もとっても参考になります。
(p.22)
そもそも人生で自分がコントロールできることなどたかが知れている。それなのにコントロールしようと頑張るから苦しいの。
(p.26)
世の中のあらゆるものは、見方によってはすべて最高なのであります。
(p.29)
最近、寿司の定義を勝手に拡大いたしました。ご飯に酢が混じってりゃ寿司だと。(中略)酢ならなんでもいい。(中略)とにかく酸っぱいものが混ざってりゃ寿司だと。
(p.136)
体を冷やすのは砂糖なんですよね。自然な甘さは体に優しい。
(p.205)
なんでもそうですが、買わなくても自分で作れるんだっていうことを知るのは本当にいいものです。我々はつい、買わないと何も手に入らないのだと当然のように考えてしまいがちですが、自分の手で作り出せることも実にたくさんある。そう知ったことで私はちょっと人生が明るくなりました。
(p.212)
「便利」というものは確かに素晴らしい、でも一方で、その威力がすごすぎて、いろいろな宝物も一気になぎ倒していったんだなあ。
というわけで、「便利」(冷蔵庫)をやめた私のところには、その失われたお宝が次々とカムバックを果たしているのでありました。
料理のカラー写真もたくさん掲載されていて、楽しく読めた1冊でした😊