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芸術探訪の旅⑦オランダ・ゴッホ美術館

芸術探訪の旅⑦になります。

①はこちらです。

enjoy-now.hatenablog.com

 

オランダでの芸術探訪の始まりです。

はじめに、オランダの首都アムステルダムにあるファン・ゴッホ美術館にやって来ました。

ゴッホ美術館 本館です。

1973年にオープンし、今年で50周年です。

そのような記念すべき年にご縁をいただき、嬉しいです。

 

わたしも今年50周年なので、ゴッホ美術館とは同い年です😊

 

日本人の建築家である黒川紀章氏が設計したゴッホ美術館 別館です。

別館は1999年にオープンしました。

 

あいにくの雨でしたが、きっと浄化の雨なのでしょう。

 

ゴッホ美術館は4年ぶりになります。

今回来館して驚いたのは、写真撮影が一部を除きほぼOKだったことです!

びっくり😲

前回はNGでした。

 

作品が多すぎて全ては撮れないので、一部撮影しました。

(作品にライトが映りこんでいます。ご了承ください。)

 

『グレーのフェルト帽の自画像』1887年

自画像はこちら以外にも数点ありました。

 

『ジャガイモを食べる人々』1885年

 

浮世絵を模写した作品です。

ゴッホは日本に憧れを抱いていました。

『梅の開花(広重を模して)』1887年

 

『花魁(渓斎英泉を模して)』1887年

ゴッホが浮世絵を模写している時、将来憧れの日本からわざわざ自分の作品を観るためにオランダにやってくるだなんて、思いもしなかったでしょうね。

 

『ファン・ゴッホの寝室(アルルの寝室)』1888年

 

『ひまわり』1889年

 

オランダに来る直前に、東京のSOMPO美術館でひまわりを観たばかりでした。

左:SOMPO美術館  右:ゴッホ美術館

 

『花咲く桃の木』1888年

この作品も大好きで、しばらくこの作品の前にいました。

 

(拡大)

 

ゴッホ以外の作品もあります。

こちらはモネの作品。

クロード・モネ『ハーグ近郊のチューリップ畑』1886年

オランダ・ハーグのチューリップ畑に風車。

なんともオランダらしい作品ですね😆

 

フィンセント・ファン・ゴッホ

1853年3月30日~1890年7月29日(37歳没)

オランダ・ズンデルト生まれ

画家として活躍したのは亡くなるまでの約10年間

 

テオドルス・ファン・ゴッホ

ゴッホの弟・テオです。

(1857年5月1日~1891年1月25日)

テオはゴッホの良き理解者で、精神的にも金銭的にもゴッホを支えてくれました。

兄が亡くなった時は大いに嘆き、元々病弱なこともあり、翌年 後を追うように亡くなりました。

 

テオの妻「ヨハンナ」

テオの妻・ヨー(通称)です。

1862年10月4日~1925年9月2日)

 

ゴッホがここまで世界的有名な画家になったのは、この方のおかげです。

 

ゴッホが亡くなった翌年、ゴッホの弟でヨーの夫であるテオも亡くなってしまい、ヨーは未亡人になりました。

赤ちゃんが生まれたばかりでした。

 

ゴッホの作品は生前ほとんど売れなかったため、ヨーの元にたくさんの作品が遺りました。

それを貸し出したりなどして、次第にゴッホが認められていきます。

 

生まれたばかりの赤ちゃんは、おそらくこの写真の赤ちゃんなのかなと想像します。

 

赤ちゃんはゴッホと同じフィンセント(1890-1978)という名前を付けられました。

甥の誕生にゴッホは喜び、自分と同じ名前の甥のために作品を仕上げました。

 

それがこちらです。

『花咲くアーモンドの木の枝』1890年2月

 

(拡大)

 

わたしは4年前に、この作品が観たくてゴッホ美術館へ行きました。

その時にこの作品のストーリーを知りました。

実物を観て、本当に感動しました。

 

天に向かって伸びている枝や花を観て、命を感じました。

この作品は、命そのものでした。

愛する弟に新しい命が誕生し、それを心から祝福している思いが感じられました。

 

雲一つない青空に、天高く伸びるアーモンドの木の枝。

素晴らしかったです。

 

今回も一番長い時間をかけて鑑賞しました。

再会でき、感激でした。

 

この作品を贈られた赤ちゃんですが、お母さんのヨーが亡くなった後、ゴッホの作品を相続しました。

 

Wikipediaにこうあります。

フィンセント(甥)は、伯父の作品をまとまった形で保存したいと希望した。そこで、オランダ政府、アムステルダム市などが資金を出し、1962年にファン・ゴッホ財団を設立した上、財団が作品を購入または寄付を受けた。現在の美術館は、財団がそのコレクションを国立の美術館に永久寄託する形で運営がなされている。

 

ゴッホと同じ名前のゴッホの甥が、わたしが大好きな作品を贈られた甥が、ゴッホ美術館の設立に関与していたと知り、わたしは大変感動しました。

 

そして、ゴッホ美術館がオープンしたのがわたしが生まれた年であったことも、ご縁を感じずにはいられませんでした。

 

こうして50周年に来られたのも、何かのご縁ですかね。

今年来られると思っていませんでした。

来年あたりかなとイメージしていたもので。

 

ゴッホ美術館のショップです。

『花咲くアーモンドの木の枝』のグッズがたくさんあります。

今回は、眺めただけで何も買わず。

 

またいつか来れたらいいな♪

 

ありがとうございました😊

 

⑧に続く!

 

🎨東京・オランダ・ベルギー芸術探訪の旅🎨

①旅の概要

<東京編>

②SOMPO美術館~ゴッホと静物画

岡本太郎記念館

④下北沢【カフェ】ラ・パレット

⑤蒲田【喫茶店】チェリー

<オランダ編>⑥~⑭㉓

⑥いざ!オランダへ!

⑦ゴッホ美術館

⑧アムステルダム国立美術館

ザーンセスカンス風車村

⑩クレラーミュラー美術館【前編】

⑪クレラーミュラー美術館【後編】

⑫マウリッツハイス美術館~真珠の耳飾りの少女

⑬デポ・ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン

⑭オランダでの食事とホテル

<ベルギー編>⑮~㉒

⑮ブルージュ観光

⑯アントワープ散策~『フランダースの犬』の舞台

⑰ノートルダム大聖堂~『フランダースの犬』のネロが観たかった絵を鑑賞

⑱ゲント『神秘の子羊』で有名な聖バーフ大聖堂

⑲マグリット美術館

⑳ベルギー王立美術館

㉑ブリュッセル観光 

㉒ベルギーでの食事とホテル

㉓オランダ・スキポール空港内の無料美術館!アムステルダム国立美術館 分館

㉔旅を終えて

<番外編>

ゴッホ『夜のカフェテラス』『アルルの跳ね橋』が日本にやって来る!