一人旅と言えば、
こちらのブログにシリーズでまとめたハウステンボスの旅もそうでしたし、そこに登場したオランダ・アムステルダムの旅も一人旅でした。
わたしが一人旅をするようになったのは、あるきっかけがありました。
それは独身時代の20代半ばに遡ります。(現在40代)
当時から旅行が好きだったわたしは、20代のある夏、お盆の頃の少しまとまった休みを利用して旅行に行きたいと思いました。
それまで旅行と言えば、家族や友達と行っていました。
学生の時は自由に使える時間も多く、友達と日程を合わせることはわりと簡単なことでした。
しかし、社会人になると休みの日も違い、旅行に行きたいという友達がいても日程がなかなか合いません。
何人かあたってみましたが、結局その夏、一緒に行く友達を見つけられず旅行に行くことが出来ませんでした。
行こうと思えば行けたのに、行けなかった。
すごく悲しかったです。
そんな経験をして、行きたければ自分一人でも行くことを決めました。
その次の年は、初めから一人旅を計画しました。
飛行機のチケットだけをとり、一人でニュージーランドへ行きました。
知り合いにニュージーランドの女性の方がいて、その方の友達や親戚のお宅に宿泊させていただき旅をしました。
厳密に言えば、ニュージーランドでは現地の方がいてくださったので(わたしとは初対面)、一人旅とは言えないかもしれませんが、わたしにとっては一人でニュージーランドに行って旅をして帰るという、心に残る忘れられない旅となっています。
英語を話すことができれば、海外一人旅のハードルはかなり下がるように思いますが、わたしの場合はほぼ話せません。
当時はスマホなどないので、辞書を持っていきました。
ニュージーランド滞在中、宿泊させてくださった方が、その方の知り合いに会った時「この子(わたし)英語が話せないのよ」と言ってました。
そういうことは英語でもわかるんですよね、なぜか😅
言葉がろくに話せないにも関わらず、一人で行って無事に帰って来たという経験は、大きな自信にもなりました。
ツアーではないので一人で何でもするため、旅の充実度は高くなります。
誰かと行くことを希望していた時は、行くことすらできなかったわけですが、
一人なら自分の都合だけでどこへでも行けます。
確実に行動範囲が広がりました。
ニュージーランドは、わたしの世界が広がるきっかけとなった旅となりました。
いろいろなことを一人で行動できるようになりました。
2019年のアムステルダムの旅は、独身の時以来の海外一人旅でした。
現地に知り合いはおらず、飛行機とホテルを予約し旅してきました。
ゴッホ美術館来館が目的だったので、滞在中にゴッホ美術館へ2度行きました。
ツアーなら、同じ美術館に2度行くなどあり得ないでしょう。
徒歩すぐのところに、レンブラントの『夜警』が観られる国立美術館もありましたので、多くはそちらに行くでしょう。
ゴッホ美術館のことを書いた記事↓
しかし、一人旅なら同じ美術館に2度でも3度でも行くことができます。
1枚の絵に1時間かけることだってできるし、もう一度観たいと思えばまた戻って何度でも観ることができる。
1日美術館にいたっていい。
添乗員さんや同行のツアー客もいませんので、誰かに合わせるということがなく、自分のペース、自分の好みだけ行動ができます。
そういう一人旅の氣楽さが大好きです。
誰にも氣を遣わない、
氣を遣わせない、
というのは想像以上に楽です。
旅行の日程は、置いていく家族のスケジュールもみて支障がない時にするなど、多少は合わせるところもあります。
あとは飛行機だと時間が決まっているので、そこは合わせなきゃいけません(当たり前)
旅行もですが、日帰りの絵画鑑賞や音楽鑑賞なども専ら一人で行きます。
ゴッホを筆頭に印象派の絵画が好きなので特別展などがあれば行ったり、ピアノが好きなのでそのコンサートに行ったり。
たまに一緒に行きたいという人と行くと、やっぱり一人がいいなと思ってしまいます。
鑑賞系は、作品に対する集中の度合いが変わってきますね。
誰かがいると、氣が散るというか・・・。
一人に慣れてしまうと、そうなってしまうのでしょうか。
そういう体になってしまったのでしょうか😅
こんなわたしですが、何が何でも一人でというわけではありません。
先日の日生に牡蠣を食べに行ったのは、家族と行きました。
友達とのおしゃべりは楽しいと思いますし、一人でいると時には孤独を感じることもあります。
どっちがいいというわけではなく、バランスでしょうか。
無人島で生活しているわけではないですしね。
人との関りも大切にしていきたいと思っています。
どっちやねん!という声が聞こえてきそうですが、
どちらかに偏っていたら、その反対も経験してみると面白いよという話です。
無理矢理まとめた感は否めませんが、そんな感じです♪